子ども救急症状別対応法

子ども救急ガイド~子どもの急病・事故マニュアル~

子ども救急症状別対応法~やけど(火傷)

観察のポイント

 

やけどは0~4歳児に多く、よく経験される不慮の事故です。

 

最も起こりやすいやけどは熱湯によるものです。

 

子どもを熱いものに近づけないことが第一ですが、子どもは思わぬ行動をとることがあるので、大人ひとりひとりが注意してあげましょう。

 

やけどは範囲と深さが重要で、やけどの範囲のことを熱傷面積といい、子どもの手のひらの大きさを1%の熱傷面積とし、やけどの範囲を測ります。

 

深さは第1度~第3度に分類されます。

 

(使い捨てカイロやぬるい湯たんぽでも長時間あてていると、低温やけどになることがあるので注意しましょう

 

やけどの深さ
  • 第1度:皮膚の表面が赤くなっている程度で、水ぶくれにはならない程度
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  • 第2度:水ぶくれ(水疱)ができているような場合
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  • 第3度:皮下組織まで達するやけどで、皮膚が黒く焦げていたり、白くなっているような場合

 

しばらく様子を見ても大丈夫な場合

  • 赤いだけで水ぶくれができておらず、痛みが軽い場合
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  • 範囲が狭い(500円玉以内)第1度程度のやけどの場合
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  • 軽く、範囲が狭くて関節部などではない場合

 

早めに救急外来を受診した方がよい場合

  • 皮下組織まで達する火傷の場合
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  • やけどの範囲が大人の手のひらより広い場合
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  • 関節部や顔面などの場合(範囲が狭く、症状が軽そうに見えても)
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  • 熱傷面積が10%異常の場合(専門病院を急いで受診しましょう)

 

注意すること

 

熱の深部への伝達を防いで重傷度がひどくならないよう、まずはとにかく冷やしましょう。

 

油やアロエを塗ったりなどの民間療法をしないようにしましょう。

 

やけどの直後は一見、症状が軽そうに見えても後でひどくなることも多いので、受診するようにしましょう。

 

汚れやすい部分(陰部、口周辺、手先など)は感染してひどくなるので、受診しましょう。

 

家庭での対応

 

流水、氷でもいいので、まずは最低でも20~30分以上冷やしましょう。(服を脱がせづらいときは服の上からでも可)

 

水ぶくれは破らないように清潔を保ちましょう。


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