子ども救急ガイド 

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少子高齢化の進行や疾病構造の変化により、医療に対するニーズは多様化しています。中でも小児救急医療は安心して子どもを産み、健やかに育てる社会基盤として、その確保・充実が重要な課題になっています。

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子ども救急症状別対応法〜けいれん

観察のポイント

けいれんは突然全身を震えさせるもので、子供に多い症状の1つです。

この中でも発熱に伴って起こる熱性けいれんが最も多くみられます。

関係する神経の働きの異常により、体全体や体の一部が突っ張ったり、ピクピクしたり、脱力したりすることがあります。

5分以内におさまるものが殆どですので、慌てずに様子をみましょう。


しばらく様子をみても大丈夫ば場合

・けいれんが1回だけで、しかも5分以内に止まり、一旦目をあけて周囲の呼びかけに反応したり、泣いたりした時、顔色もよく呼吸も普通の場合

早めに救急外来を受診した方がよい場合

・初めてけいれんを起こした場合

・けいれんが5分以上続いた場合

・けいれんの後、1時間以上たっても反応がない場合(意識が戻らない)

・けいれんの後に繰り返して吐く場合

・けいれんの後で意識が戻らないうちにまたけいれんが起こった場合

・半日に2回以上けいれんが起こった場合

・けいれんに左右差が認められる場合、四肢にマヒが残っている場合

・意味不明の言動を伴っている場合(異常に興奮している、異常に不機嫌)

発熱2日目(36時間)以降にけいれんが起こった場合


けいれんについて

熱性けいれんは1歳〜5歳までに多くみられる良性疾患です。

遺伝性があり、子ども7〜10人に1人の頻度で起こると言われています。

実際には、発熱して24時間以内に発症してくることが殆どです。

1歳未満の乳児でも、発熱から36時間以内に、多くは左右対称に起こり、5分以内に自然消滅します。

慌てずに、目や手足がどのようになっていたか、何分間続いたのかを観察しておきましょう。

有熱性けいれんとは熱性けいれんを含む、発熱時のけいれんの総称です。

髄膜炎脳炎などの症状として現れることもあり、その識別は難しいので、「早めに救急外来を受診した方がよい場合」の項目に当てはまる場合は必ず受診しましょう。

家庭での対応

眼の位置、手足の状態をみて、けいれんの持続時間を測りましょう。

平らなところに寝かせましょう。

吐いたものを吸い込んで窒息することがないように、顔を横に向けましょう。

呼吸しやすくするために、頭を後ろにそらせましょう。

きつい衣服を着ていたら、衣服をゆるめてあげましょう。

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