子ども救急ガイド 

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少子高齢化の進行や疾病構造の変化により、医療に対するニーズは多様化しています。中でも小児救急医療は安心して子どもを産み、健やかに育てる社会基盤として、その確保・充実が重要な課題になっています。

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子ども救急症状別対応法〜嘔吐

観察のポイント

子どもの胃や腸は大人のように発達していないので、咳をしたり、食べ過ぎた時などちょっとした原因で吐くことがよくあります。

このような嘔吐は心配ありませんが、嘔吐を伴なう症状には重大な病気に関わるものも多いため、注意する必要があります。

回数はどうか、腹痛はあるか、頭痛はあるか、機嫌はどうか、食欲はあるか、下痢はあるか、熱はあるかをよく観察してください。


赤ちゃん(2ヶ月未満)の嘔吐

ダラダラ、ゲプッと吐いて、あとはけろりとしている場合は心配ありません。

生後間もない赤ちゃんの胃は、胃の入り口(噴門)の筋肉がまだ弱いため、ちょっとした刺激でミルクを吐いてしまうことがよくあります。

順調に体重が増えているようなら、多少吐いても発育に影響することはありません。

幼児(2ヶ月〜6歳)の嘔吐

風邪や扁桃炎、胃腸炎の時は吐きやすくなります。

1歳以上の幼児になると、乳児の時ほど簡単には吐かなくなります。

風邪をひいた時など激しく咳き込んだ拍子に吐くこともありますが、単に吐くだけでは急を要するものではありません。

発熱や頭痛、あるいは血便など他の症状を伴っているかどうか観察しましょう。

しばらく様子をみても大丈夫な場合

・吐く回数が5回以内でおさまり、吐いたあとけろりとしている場合

・吐き気がおさまったあと水分がとれる場合

・下痢、熱などがなく、全身状態が悪くない場合

・食欲がある時、元気がある時、睡眠がとれている場合

早めに救急外来を受診した方がよい場合

・ミルクの度に嘔吐と下痢を同時に何回も繰り返す場合

・血液や胆汁(緑色の液体)を吐いた場合

・なんども吐いたあと、コーヒーかすのような色や黄色の胃液になった場合

・強い頭痛を伴ったり、強く頭を打ったあとの場合

けいれんを伴ったり、意識がぼんやりしている場合

・12時間以上何度も下痢をしている場合

・おしっこが出ない場合

・唇が乾いている場合

・お腹が固くはっている場合


家庭での対応

吐き気の強い時は飲食をせずに30分〜2時間様子を見ましょう。

嘔吐の間隔があいたら、湯冷まし、お茶などを少しずつ回数を多めに与えましょう。

胃腸を休めるために固形物を与えるのは控えましょう。

脱水症状になりやすいので、吐き気がおさまるのを待ち、水分を十分に与えましょう。

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